私は、小さな子供服の販売店で働いています。小さなお店ですが様々な営業努力をしており、webでの子供服販売も始めることになりました。そこで、webサイトやチラシでも使えるお店のロゴを制作することになりました。
私はその担当となったのですが、クラウドソーシングを利用してロゴ制作を依頼したので、その時の体験談を紹介したいと思います。
クラウドソーシングでロゴ制作を依頼しようと考えた理由
私はもともとファッション好きですし、デザインも好きです。時々趣味でイラストを描くこともあります。社長はそのことをよく知っている人なので、初めはロゴ制作を私に依頼しました。私も依頼を受けたときは、嬉しかったのですが、本格的なロゴの制作は初めてですし、お金をもらってイラストやデザインを描いたことはないので、だんだんと自信がなくなってしまいました。
ですが、会社にも資金がそれほどないこともわかっていたのでプロのデザイナーに頼むのは厳しいだろうなと感じていました。そこで、目をつけたのがクラウドソーシングです。私自身が、クラウドソーシングを利用してWEBライターの副業をしていたこともあり、クラウドソーシングにはもともとなじみがありました。
多くのクラウドソーシングのサイトで、ロゴ制作のジャンルもあり相場より安い価格で依頼ができるのではないかと思いました。社長や役員に早速掛け合うと、私が担当者になるという条件であっさりと了承してもらいました。
クラウドソーシングサイトの選び方
次に私が行ったことは、クラウドソーシングのサイトを選ぶことです。クラウドソーシングの普及率は高く、数多くのサイトが存在します。ロゴ制作のようなデザイン系に特化したクラウドソーシングのサイトもありましたが、私はあえて多様なジャンルに対応しているクラウドソーシングサイトで依頼をすることにしました。
その理由として登録者の多さがあります。依頼をしても提案がないとどうしようもありません。その点、登録者が多いサイトであれば、なんらかの反応はあるだろうと考えました。
どのように依頼をするかで会議を開く
クラウドソーシングサイトでロゴ制作を依頼することも決まり、無事サイトへの登録も終わったところで私は、どんな依頼をすれば希望通りのロゴができるのだろう、という疑問に突き当たりました。もっと早くに気がつくべきことだったのですが、初めてのことですっかり抜け落ちていました。
私自身も依頼を受ける側は経験がありますが、依頼をする側になることは初めてです。そこで、お店全体で依頼する内容を考える会議を開くことにしました。参加者は、社長、店長、私にアルバイトの女の子です。
こうしてみると本当に規模の小さいお店だと思います。
ですが、人数が少ないおかげで話し合い自体はスムーズにまとまりました。クラウドソーシングでは、プロジェクト形式とコンペ形式で依頼方法が選択できることが多いです。今回の会議では、特にそれぞれが希望しているロゴの雰囲気もなく、とりあえずいろいろな案を見てみたいという意見がほとんどだったため、コンペ形式で複数のアイディアを募ることに決まりました。
コンペ形式で子供服の会社のロゴ制作を依頼
コンペ形式で依頼することが決まったので、あとは実際にサイトで依頼し、集まったデザインの中から採用するデザインを決めるのみになりました。といっても、ここからがとても大変でした。それほど多くの報酬額は出せないのにも関わらず、クラウドソーシングサイトにはたくさんのデザイナーが集まっており、多くのデザイン案が集まりました。
子供服の会社らしい可愛らしいデザインから、クールでカッコいいデザインまで多種多様なデザインが集まったことで、私たちは頭を抱えることになりました。良いデザインが多すぎてなかなか一つを選ぶことが難しかったのです。
しかし、そうも言っていられません、店舗だけではなく本社も巻き込んで再び会議が開かれることになりました。
ロゴデザインを決定するときに大切にしたこと
会議で集まったデザインの中から一つの案を決めることになったのですが、初めに会社のロゴを決めるにあたって大切にしたいことを話し合いました。その結果、会社の名前がしっかりと伝わること、見た人に不快な印象を与えないことなどが話し合われました。
それと、今回はクラウドソーシングサイトを利用したため、身元確認がとれていて、秘密保持契約が結ばれている提案者を優先することとしました。サイト上でのやりとりになるため、念には念をいれようということです。そのような、話し合いの結果みんなが納得するロゴデザインを無事に決定することができました。
その後も活躍するクラウドソーシングサイト
コンペで素敵なロゴデザインを制作してもらえることになり、無事に会社のロゴが完成しました。当初に予定していた通り、WEBサイトで使用したり、チラシや、オリジナルシールなども制作しました。ロゴ制作をしたおかげで、一目で私たちの子供服の会社ということがわかりやすくなり良かったと思います。
クラウドソーシングでの依頼ははじめての経験でしたが、個人的にも会社にとってもよいことがたくさんありました。まず、個人的には依頼する側の気持ちがわかったことです。やはり、依頼する側としては身元がしっかりとして実績のある人に頼みたいという意識があります。
その点は私自身が副業でクラウドソーシングサイトを利用するときに気を付けようと思いました。また、会社としてはクラウドソーシングの可能性に気が付くことができました。繁忙期のある仕事なので、忙しい時は従業員が残業してデータの打ち込みなどをしていましたが、今はそのような事務作業も一部クラウドソーシングで依頼するようになりました。
事務作業の仕事も人気があり、依頼をするとすぐに人材が集まります。従業員の働き方にも余裕ができ、人件費の節約にもなるため、会社としてもとても助かっています。クラウドソーシングで依頼ができる仕事は多岐にわたるので、今後もいろいろな面で活用していきたいと社員で話しています。
クラウドソーシングで子供服の会社のロゴ制作を依頼したら新たな可能性が広がった
クラウドソーシングで子供服の会社のロゴ制作をしたところ、素敵なデザインのロゴが完成しただけでなく、新たな可能性にも多く気が付くことができました。クラウドソーシングをうまく活用することで従業員の働き方改革も容易にできるようになりそうです。
働く側としても、依頼する側としても使うことができるクラウドソーシングはアイディア次第でいろいろな活用方法をみつけられそうですね。
参照-会社ロゴ作成のビズアップ